新作『火鳳凰』

tuyamarriage2008-01-31

『トゥヤーの結婚』がベルリン国際映画祭で受賞した時、ワン・チュアンアン監督とユー・ナンの仲睦まじい姿が印象的だったと伝え聞いています。監督とユー・ナンは、公私共にパートナーであるとのニュースが中国webサイトからも入ってきます。実際にユー・ナンは、ワン監督のデビュー作である『月蝕』、第2作目の『驚蟄』においての好演で知名度を上げてきました。そして本作『トゥヤーの結婚』の主演で世界中から注目され、ウォシャウスキー監督最新作『スピード・レーサー』にも抜擢されたので、ワン監督は名実ともにユー・ナンを有名にした監督なのです。そんな二人は現在も中国の西安で新作の撮影中。もちろん主演はまたワン監督のミューズ、ユー・ナンです。ベルリンにてグランプリ受賞後ですので、次はカンヌだ!の意気込みの元、撮影は急ピッチで進められているとのことです。

<ワン・チュアンアン監督とユー・ナンの最新作「火鳳凰」のニュースはこちら>
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http://www.chinanews.com.cn/yl/mxzz/news/2007/11-21/1083754.shtml

(翻訳)
「トゥヤーの結婚」で有名になった余男(ユー・ナン)は現在西安で王(ワン)監督の最新作「火鳳凰」のため体験生活をしている。「火鳳凰」原題「纺织姑娘」は、王監督が計画している「西部を舞台にした作品の三部作」のひとつで、西安郊外の紡績地域で働いている女性の運命を描いている。余男は役作りのため、西安郊外でその仕事を体験する予定で、その工場で働いている娘たちと一緒に歌を歌ったり、踊ったりして、役に入り込む。
西安郊外の紡績地域は新中国成立初期、1950年代旧ソ連方式の技術で作り上げた工業地域で、改革解放の波の到来後、西部の紡績業の衰弱、工場も古くなりほったらかしで、今は草が周りにたくさん生えている状態だ。
紡績工場で働いている女性がとても少ない給料で何とか生きている姿を描いている。王監督は「火鳳凰」で女工の運命を描いている。
この撮影終了後、余男はハリウッドに行く可能性がある。