ユー・ナン出演作、ベルリンにてまたも金熊を狙う

tuyamarriage2008-02-10

現在ドイツで開催中の第58回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に、中国第六世代を代表するワン・シャオシュアイ監督の『左右』が出品されています(英語タイトル「Zuo You/In Love We Trust」)。この映画にはユー・ナンが出演しています。離婚したある夫婦の子供が白血病と診断され、子供の命を救うため、元夫婦が新たに子供を作り、その臍帯血を得ようとするという、衝撃的なストーリーだとか。『トゥヤーの結婚』もそうですが、生きていくために自身たちの行き方を変えていく、そういうところが似ているような気がします。

ワン・シャオシュアイ監督は、93年に『ザ・デイズ』でデビュー、00年の『北京の自転車』で、第51回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し国際的にも高く評価されました。しかし、国家電影局に無許可で作品を発表したため政府のブラックリストにのり、変名で97年『凍てついて』を発表するなどしていました。98年の『ルアンの歌』は初めて検閲を通った作品で日本でも公開されています。
ユー・ナン出演作『左右』が、今年のベルリンでも金熊賞を獲得できるか、注目です。

ニュース記事が先日Record Chinaより配信されていました。

<このニュース記事はこちら>
http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20080207-00000032-rcdc-ent

ベルリン国際映画祭のHPにて「左右」の作品情報を見ることができます>
http://www.berlinale.de/en/programm/berlinale_programm/datenblatt.php?film_id=20080017